動物からのメッセージボックスが開くとき

動物たちからの温かいメッセージや日々思うことを綴ります

ぼくミント⑥

 

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それから・・しばらくして

 

ある暑い夏の朝

 

あたまがいたくなった

 

「ママー! ママー!」

 

ってよぶんだけど力が入らない

 

あれ? どうしたんだろう?

 

ふらふらする・・・

 

あたまがいたい・・・

 

パタン

 

ママがだきあげてくれたんだけど

 

「ママ・・・ママ・・・」

 

あれ?どうしたんだろ?

 

なにもわからなくなった

 

目が覚めたとき

 

つめたい部屋にいた。

 

「ママー、ママー!」

 

だれもいない。

 

立ち上がろうとしたけど力が入らない。


ぼくは・・・立てなくなった。

 

あるけなくなった・・・

 

ごはんもぼくだけでは食べられなくなった・・・

 

ぼくは・・・

 

おうちを守れなくなった


ぼくは・・・

 

よわい犬になった

 

 

ママが言った

 

「これからはママがミントを守るね」

 

でもぼくは

 

もう一度あるけるようにがんばった


もう一度あるけるようになりたかった。

 

ぼくはつよい子!

 

つよいんだ!

 

《つづく》

 


ぼくミント

 

 

ぼくミント⑤

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ママが心配してぼくを大きなびょういんに連れていったんだ。

 

せんせいが言った

 

「このこは目が見えていませんよ」

 

ぼくはうすぐらい世界の中へはいった

 

でもね、ぼくは強いから

その世界にすぐに慣れたよ

 

もうこわくない!

 

ぼくはつよいんだ!

 

だれも僕の目が見えないって気づかないんだ

 

いぬはじゅんのうせいがたかいから大丈夫!

 

ってせんせいが言ったんだ。

 

そのとおりだったよ

 

ぼくらは強いんだ。

 

目が見えなくてもへっちゃらさ!

 

《つづく》

 


ぼくミント

 

 

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ぼくミント④

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でもね・・・

 

だんだんとこわくなる時がでてきた

 

くらいんだよ・・・

 

なげてくれるボールが見えなくて・・・

 

「いたい!!」

 

とてもこわくて広い場所にいられなくてすみっこにいるようになったんだ

 

【つづく】

 


ぼくミント(修正版)

 

 

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ぼくミント③

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なまえもすぐについたよ

 

「ミントにしよう!」

 

ぼくはミントだ!

 

男の子なんだ!

 

僕は犬だから男の子だからおうちを守るんだ!

 

ぼくはつよい犬になる!

 

強いから痛いちくんも鳴き声ひとつださないよ

 

おうちでいっぱい遊んだよ

 

もうすぐ「おさんぽ」にもいくんだ!

 

【つづく】

 

 

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ぼくミント(修正版)

 

ぼくミント②

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ある日このふたが開いて上を見上げたら

 

可愛い女の子がのぞいていたの

 

「わぁ、ぼくこの子といっしょにいたいなぁ」

 

そう思っておもいきりジャンプしてそのこのほっぺにチュウしたの

 

「このワンちゃんがいい!」

 

そのこが言ったの

 

そしておうちに連れて帰ってくれたの

 

【つづく】

 

 

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ぼくミント(修正版)

 

 

 

ぼくミント ①

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わん!わん!

ぼくミント。

 

みにちゅあだっくすふんどのミントだよ。

 

ぼくはね

めがみえてなくてあるけなかったんだ。

 

でも、ぼくはつよかったんだよ。

 

ぼくら「どうぶつ」はねとってもつよいんだ。

 

そんなお話をするね。

 

ぼくはうまれてすぐに

 

ペットショップってところに連れていかれたんだ。

 

小さい箱にいれられていたの。

 

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【つづく】

 


ぼくミント(修正版)

 

 

動物と飼い主の関係は親子関係より深いかもしれない

 親子関係と飼い主と動物の関係

 

親子関係で悩んでいる人は多いと思います。

自分の子供だったり、自分の親とだったり。

 

子育ての悩みと動物の悩みは根底が同じです。

表向きはまるで違うかもしれませんが、根底は同じです。

 

それは・・・自分自身の問題だからです。

 

例えば以前に大きなドッグランがある犬の施設でミニセッションをしていた時がありました。その時に圧倒的に多かった質問で「ドッグランで他の犬と遊べないのです」

 

「それはお困りごとですか?」と聞いてみます。

 

「せっかく来たので他の子とも走り回って欲しいのです」

 

「なぜ?」

 

「犬同士で触れ合わせたいのです」

 

「ドッグランではどんな感じですか?」

 

「私たちにぴったり寄り添って離れません」

「それが困りますか?」

 

「犬と遊んで欲しいのです」

 

「あなたが走るとどうしますか?」

「喜んでついて来ます」

 

ワンちゃんは大好きな飼い主さんと思い切り走りたいのです。

ボール投げをして欲しいのです。

 

セッションの間、つまらなそうにワンちゃんは飼い主さんの足下にいます。

 

「なにか悪いことしているのかなぁ??」と思っています。

 

もし自分が子供だとして「遊びに行こう!」とパパとママに言われて「やったぁ!」と喜んでお出かけして。知らない広場に行って、そこにはたくさんの子供達がいて・・

 

「さぁ、お友達がいっぱいいるよ。遊んでおいで」と促されて・・・

 

どうでしょうか?

 

「やったぁ!」と喜んで親から離れて「あそぼー!!」と知らない子達に溶け込む子もいます。

 

でも「パパとママと遊びたい」そう思う子もいます。

 

それって自然なことですよね?

 

犬だって同じです。

 

リードを外されて「わーい!!」と駆け回り「あそぼー!」と初めて会う犬ともフレンドリーな子もいます。

 

「パパとママと走りたい」そう思う子がいても良いのです。

 

私はそのような犬を「社交性のない犬」だとは思わないです。

 

そんなお話を飼い主さんにすると

 

「そうですよね。じゃあ、別のこと聞いてください」と質問を変えてくれます。

 

そして「じゃあ、今日は一緒に遊びます」そんな風に言ってくれる後を追うワンちゃんが私を振り返り「ありがと!」

 

帰りにまた寄ってくださり「楽しかったです!今日はこの子も生き生きしていました!」

 

セッションに来た時は飼い主さんの後から引っ張られて入ってきたワンちゃんが帰りは前を歩いて来てくれます。

 

本当に嬉しそうに満足した顔をしています。

 

飼い主さんが「楽しそうに他の犬を遊ぶ姿を見たい」

 

でも犬は「飼い主さんと遊びたい」

 

そんな子もいます。

 

動物はいつでも飼い主さんを見ています。

 

子供もいつでもお母さんを見ています。

 

動物は飼い主さんに「笑っていてほしい」と思っています。

 

子供も同じようにお母さんに「笑っていてほしい」と思っています。

 

親子の絆が断たれることはありませんが、やがて子供は成長し独立します。

 

動物は成長しても独立することはありません。

 

動物はその生涯を飼い主さんに捧げます。

 

そう考えると動物の飼い主との関係は人間の親子関係より深いものかもしれません。

 

子供も動物も想いは同じ

お母さん、飼い主さんの笑顔が大好きなのです。

その笑顔を絶やさないでいてくださいね。

 

陽だまりのしっぽ